Monday, March 1, 2010

ゼネラル・モーターズのリコール問題

ゼネラル・モーターズ(アメリカでは"Government Motors"と揶揄されています)のリコール問題は問題にすらなっていませんね。

3月2日付けロイター通信のニュースによると、

ゼネラル・モーターズ、パワステの不具合で130万台のリコール

衝突事故14件、怪我1件、クレーム1100件。

特に低速(15マイル、約24キロ)での走行中に、パワーステアリングが利かなくなることがあり、保障期間の切れた古い車(といっても2005年ですが)でより発生しやすい、ということです。

トヨタの品質担当副社長と北米トヨタ社長は火曜日、またも米国議会公聴会に引き出されるようですが、ゼネラル・モーターズの経営陣がこのリコールで議会公聴会に引き出される可能性はまずゼロと見ていいでしょう。

トヨタのリコール問題のニュースも、メディアからばったり消えました。ところで、公聴会でアクセルの急加速の恐怖の体験を涙ながらに証言した女性の車を政府が買い上げて調査することにしたそうですが、この女性はこの「危険な」車を黙って他人に売り渡しており、彼女から車を買った人は買ってから一度もアクセルの問題がおきたことはない、とのことです。やっぱり何か裏がありそうですねえ。(Wayne Madsen氏のレポートはこのブログでも取り上げました。)

このRed Stateのブロッガーは、次の車は絶対トヨタを買う、と公言しています。リコール問題を巡る公聴会、マスコミメディアの攻撃は、オバマ政権の仕業だ、と決め付けています。

アメリカのオバマ政権がトヨタを目の敵のようにして追求する中、ロシアのプーチン首相は日産のゴーン社長と会談、ロシア極東での自動車生産を進める意図を示したそうです。(ニュースリンクはこちら。)

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