Monday, August 1, 2011

文科省が今更出した表から、3月に東京に降っていた放射性物質:ヨウ素、セシウム、テルル、放射性銀

放射性銀(Ag-110m)は半減期が約250日。銀は制御棒の材料です。制御棒が炉心と一緒くたに溶け出しでもしない限り、出ません。(あ、溶けていたんですね。)

4月の始めに、韓国で放射性銀が微量検出された、というニュースがありましたが、韓国まで行っている放射性物質が日本に降ってないわけはない、と思っていたらその通り。

文科省が7月29日になってようやっと発表した環境放射能水準調査結果(月間降下物)3月分」の資料。いまさらこんなことを出されても。

関東に降っていた、ヨウ素131、セシウム134、137以外の放射性降下物は、

ニオビウム95
テルル129
テルル129m
テルル132
銀110m
セシウム136
ランタン140
バリウム140

これを見ても、もう燃料棒が溶けていなければ出ない物質ばかり。プルトニウム、ストロンチウムがないのが不思議ですね。

ヨウ素、セシウムの降下量も、関東は高い値を示しています。特に栃木、茨城は非常に高く、また東京は埼玉や千葉よりも高い値を示しています。降下量の値が高いのは大体静岡ぐらいまでです。詳しくは文科省のサイトでご覧ください(過去の調査結果の部分)。

3月分(部分)

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