Thursday, June 7, 2012

(ジョーク)大飯原発に副大臣常駐という案を突き詰めて考えたらしい英語読者のコメント


英語ブログに、週刊朝日6月15日号の記事『福島第一原発の幹部 「副大臣常駐案」に「バカなんじゃないか」』をざっと英訳して載せたところ、読者から次のような『最悪シナリオ』コメントが付きました。

結構良く見ているので思わず苦笑。悪い知らせを数時間経ってから知らせる、などというところまで織り込まれています。まあ最後は全員死亡なので笑ってもいられないんですが、エンターテイメントとしてお届けします。コメントを読んだ別の読者からは、「現実に近いんじゃないか」という評価が。

英語ブログも福島原発事故について1年3ヶ月近く書き続けていますが、読者の方々も長い人はそれとほぼ同じ期間、読み続けていただいています。日本の読者の方の中にも、最初は英語でしか書いていなかったブログを最初から読んでいた、とおっしゃっていた方もいらっしゃいました。

それでは以下、匿名読者の英語コメントの自由勝手私訳(読者の了解は取っています)、すべて虚構、フィクションであること、実在の人物の名前の連想は単なる偶然であることをお断りしておきます:

目に見えるようだ...

原子炉爆発
副大臣が政府に電話する。

副大臣: 「あああああ!原発が爆発しているー!こりゃだめだ!」
政府: 「へえ?確かですか?」
副大臣: 「確かもへったくれもあるか!俺はその真ん前にいるんだ!」
政府: 「でも副大臣、あなたは原子力の専門家じゃないですよね?」
副大臣: 「ああああ!放射能が!もうだめだ!」
政府: 「副大臣、明らかにストレス症状です。落ち着いて、大きく息を吸って、一番大事なのは笑顔を絶やさないことです。」
副大臣、死亡。
政府、電話を切る。

政務官: 「大臣、大飯原発に常駐なさっている副大臣からの緊急電話がありました。3,4時間前ですが。」
細○大臣: 「そんなくだらんことで邪魔するな!がれき焼却が待っているんだ!」
藤○官房長官: 「ひょっとして、事態が本当に緊迫しているとしたら?」
仙○氏: 「だったらどうだってんだ?全国緊急避難発令か?冗談じゃない。」
枝○大臣: 「そんなことをしたら責任を取らなきゃなりませんよ。そんなことで大臣の席をふいにしてもいいんですか?」
藤○官房長官: 「枝○さんのおっしゃるとおりですね。こっちも生活がかかってますからね。女房が新しいネックレスを欲しがってるんですよ。いま大臣を首になったら女房に殺される。」
枝○大臣: 「だったら黙ってるんですね。話が漏れたらえらいことになる。」
仙○氏: 「我々の専門家を呼んで、念のために声明を出させろ。広汎のパニックはごめんだからな。」
政務官: 「申し上げます。デタラメ-元へ、マダ○メ先生を捕まえようとしたのですが、電話回線は話し中か、誰も出ません。」
細○大臣: 「とにかく掛け続けろ、この阿呆。大臣の席が懸かっているんだぞ!」

その間にも人々は死にはじめ、政府が何とかしてくれるのを待っている...

政務官: 「大臣、国民は原発の爆発を心配している、との情報がたった今入りました。」
細○大臣: 「また風評被害だよまったく!俺が声明を出す!誰かにこの責任を取ってもらうからな。」
枝○大臣: 「野○さんを辞任させましょう。いつもの謝罪で。そうすれば国民も納得して、我々もポストをキープできる。代わりを見つければいいだけの話ですよ。」
野○首相: 「そんなことさせんぞ!私は日本国首相だぞ!選挙で選ばれたんだぞ!」

野○首相、結局カメラの前で深くお辞儀をして辞任に追い込まれる。その見返りに大金をもらい、大企業に即天下り。
それからまもなく、細○大臣の声明が出る。

細○大臣: 「国民の皆さん、ご安心ください、大丈夫です。原子力が少しでも危険であるなら、使ったりしません。すべては安全基準値以下です(と言っても、基準値を緩め続けてますが)。云々。」

細○大臣、人々が避難しようと必死になっている様子に気づく。
細○大臣: 「皆さん、風評被害のために日本経済がひどいことになっています!東北の被災者のことを誰も考えないんですか?そんなに薄情なんですか!」
細○大臣、持ってきた手芸品を勢いよくカメラの前に出す。
細○大臣: 「皆さん、この手芸品が、避難するような卑怯者によって作られたと、思いますか?!」

突然、かんかんに怒った石○都知事がスタジオに乱入。

石○知事: 「避難だと?てめーら、日本人じゃねえ!日本を中国か韓国に売り渡そうってんだろ、ええ?!」
石○知事: 「これもアニメや漫画のせいだ。我々の誇り高い国を台無しにした!やり直しボタンなんぞ現実にはないんだぞおい!」
石○知事: 「東京でオリンピックやれば万事OKだ!お前らは天罰でも喰らえ!」
石○知事: 「... ... ...」

致死量の放射能が届き、全員死亡。終。


オリジナル英語コメントは英語のポストでお読みください。

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